トロトロになった牛すじの煮込みは、これからの季節にぴったりですよね。お店で食べるような柔らかい牛すじを自宅でも作るためには、とにかく下処理が大切です。下処理を十分にしないと、食べても固くて噛み切れず、臭みも出てしまいます。
牛すじは食べたいけれど下処理は大変そうと思っている方も、ポイントさえ覚えておけば、意外と簡単に下処理ができますよ。 ここでは、自宅でも簡単にできる牛すじの下処理の方法や、柔らかく煮た牛すじを使ったおすすめのレシピなどをご紹介します。 コラーゲンたっぷりの牛すじを食べて、寒い季節を乗り切りましょう!
牛すじ肉の下処理方法!
牛すじが手に入ったら、鮮度が落ちないうちに下処理を行いましょう。牛すじを選ぶときにはなるべく鮮度の良いものを選ぶと、アクが出にくく、下処理の時間も短縮されます。
用意するものは、牛すじ、水、酒、下茹で用の鍋、圧力鍋があれば使った方が早く下処理ができますが、鍋でも代用できます。
茹でる前の下準備として、水で軽く洗いましょう。汚れや血などが付いていることがあるので、さっと水で流しておきます。
お鍋に牛すじを入れて水から火にかける
鍋に牛すじを入れて、肉が隠れるほど水を入れます。酒を50ccから100cc程度入れたら、火にかけます。茹でる前は固くて切ることができないので、カットせずそのままの大きさで茹でていきます。
このときポイントなのが、必ず水から茹でるようにすることです。水から茹でることで、すじ肉の余分な脂や臭みが落ちやすくなります。
アクが出てきたら、お湯を一度捨てて牛すじを洗う
沸騰したら中火にし、アクをしっかり取り除きます。
そのまま10分ほど茹でたら、牛すじをザルに上げて水かぬるま湯で洗いましょう。ここで余分な脂やアクをしっかりと落としてください。脂やアクが出たお湯は一度捨てます。
牛すじを食べやすい大きさにカットして、さらに茹でる
包丁を取り出し、牛すじを食べやすい大きさに切ります。この時点では十分に火が通っていなくても問題ありません。
先ほどと同じように牛すじと水、酒を鍋に入れたら、アクが出るまで茹でます。アクがまだたくさん出る場合は、もう一度お湯を捨てて、同じ工程を繰り返しましょう。